Kinjo Drbl Server
23 May 2015
Takumi KINJO
やること
イシュー issues/133 より、今回やることは以下。
- DRBL(Diskless Remote Boot in Linux) 環境の整理(Vagrant + VirtualBox + Ansible)
- README.md に補足事項の追加
これで何がしたいかというと、以下。
- 最終的には自宅のサーバ群を DRBL サーバで管理したい
- サーバ起動・停止の管理
- ネットワーク・インストールの管理
- バックアップ・リストアの管理
- その前段の実験環境を Vagrant + VirtualBox + Ansible で用意しておきたい(イマココ)
成果
- DRBL サーバ自動構築一式を GitHub にアップ
- VirtualBox でクライアント用の VM を作成し remote-linux-gra モードで Linux が起動することを確認
- 起動した Linux へのログインは vagrant/vagrant
- DRBL サーバを netinstall モードに変更することで、クライアント起動時にネットワークインストールが開始されることを確認
成果物の用法は README.md を参照。
課題
以下の課題あり。どこまで Vagrant で DRBL 環境の構築を自動化するのかという話だが、 Vagrant で操作できることにこだわりは無いため以下はスルーの方針。
- Vagrant を使用して DRBL クライアント用の VM を起動する方法が不明
- OS ナシで VM を起動させる方法が不明
- アダプター1 に PXE ブート用の Host-only ネットワークを接続させる方法が不明
- Vagrant ではアダプター1 に NAT ネットワークが接続される(この動作は変更できず、このため PXE ブートできない)
- 回避方法として直接 VirtualBox で VM を起動する(VM 起動するときは以下の点に注意)
- アダプター1 に PXE ブート用のホストオンリーアダプター(192.168.33.0/24 が設定された vboxent)を割り当てること
- PXE ブート用のネットワークは DHCP サーバが無効化されていること
- VM がネットワークから起動するよう起動順序が設定されていること
捕捉(DRBL サーバの起動モードの設定変更)
DRBL サーバの構築後、 DRBL サーバは remote-linux-gra モードで起動しており DRBL クライアントを起動すると DRBL サーバにインストールされている Linux イメージから起動される。
以下を実行して起動モードを設定・変更できる。
sudo dcs
起動モードには大雑把に以下のものがある。(他にもある)
- netinstall モード
- ネットワークインストールを行う(設定後にクライアントを再起動すると、クライアントでネットワークインストールが開始される)
- Ansible で構築される DRBL サーバにはデフォルトで Ubuntu のインストールイメージがインストール済
- Clonezilla モード
- DRBL クライアントのバックアップ/リストアを行う(クライアント起動時にバックアップ/リストアを行い、その後クライアントを再起動)
blog comments powered by Disqus